男のテーラードジャケットと言えば本来なら、
- モテる
- カッコいい
- ギャップがある
- 大人っぽい
と、メリットしかないはずです。
しかしながら、せっかく着ているにもかかわらず中にはダサくなる人もいます。
なぜダサくなるんでしょうか?
今回はテーラードジャケットのダサくなるポイントを解説して、
反面教師でそのようにならないよう、最新の着こなし方法などをご紹介します。
サイジング編
袖が長い
比較的年配の方に多い失敗例です。
テーラードジャケットのジャストサイズは、普通のカジュアルな服よりも窮屈に感じるので、サイズを上げてしまった失敗例ですね。
テーラードジャケットは、大は小を兼ねません。
ボタン留めや腕まくりが出来るシャツとは違って、ジャケットで袖が余るのは絶対にNGです。
※腕を下した状態で、シャツの袖がジャケットの袖から1cm程度覗くとバランス良く見えます。
勿論シャツのサイズも長すぎはだめです。
いい感じのサイズの例
肩幅があってない
↑これはあえて狙って大きく作ったジャケットですが、大げさに言うとこんな感じで肩がデカく張っている状態の事です。
ぱっと見、ださく見えると思います。
流行りでオーバーサイズを着るのは自由ですが、
ジャケットは肩回りをガシッと作ってあるため、オーバーサイズで着ても、シャツの様に生地が落ちてくれません。
もし肩が合ってないものをあえて着こなすなら、それは普通以上に本人の雰囲気(オーラ)が必要になる高度な着こなしと言えます。
パッと見おしゃれっぽくない人が真似しても大抵ダサいので注意です。
↑肩はジャスト目から、ややタイトな方がスマートな印象になるはずです。
身幅がゆったり過ぎる
上記と同じく、テーラードジャケットの身幅がデカいのは着こなすのが難しくなるので注意です。
着丈が短すぎ
テーラードジャケットは元来ミドル丈が基本です。
ショート丈(70cm未満ぐらい)ではないので、ブルゾンなどと同じ着丈で考えてはいけないのです。
近年、ショート丈アウターが定番ですが、ジャケットで着丈が短すぎると
- レディースを着ているように見える
- バランスが悪く見える
- チョロい雰囲気に見える
のように、ファッション的に良い事がありません。
写真のように親指の付け根ぐらい。というのが一つの目安です。
アレンジ編
ラペルにダサいアクセサリー
当たり前にクソダサく見えるので注意が必要です。
安っぽいアクセサリーは逆効果になるので、付けない方がマシです。
フラワーホールに着けるアクセサリーですが、殆どが安っぽく見え、やたらキラキラしているとメンズとしてはきついです。
ホストレベルのセンスだと思われますよ?
フラワーホールには特に何かをつける必要はないので出来るだけシンプルにしておきましょう。
七分袖
シンプルにダサいです。
身だしなみ編
ほこりやペットの毛が付いている
身だしなみとは、洋服や身なりを良くしよう。と心がける事。との事ですが、
その気持ちが薄いと、ほこりや毛だらけで人前に出る事になります。
そこから発展して、ガサツな人、気を遣えない人として見られ、良い印象が付きません。
テーラードジャケットは清潔さの象徴のような服なので、汚れが余計に目立ってしまいます。
着る時は常に清潔感を心掛けてみてください。
インナーがヨレヨレ
インナーにTシャツを着る場合ですが、首のリブが洗濯などでヨレていないかチェックして下さい。
インナーから覗くTシャツが
- くたくた
- 黄ばんでる
のような状態だとテーラードジャケットも台無しです。
コーディネート編
インナーがダサい
テーラードジャケットはVゾーンと呼ばれる胸の開きがあるので、インナーとの相性問題が顕著です。
インナーに何を着たらいいか分からない人はシンプルに考えましょう。
- 黒か白かネイビーの半そで丸首Tシャツ
- 黒か濃いグレー、ネイビーなどのタートルネックニット
このどちらかにするとほぼ失敗しないと思います。
インナーにグレーパーカー
グレーパーカーを合わせるコーディネート自体は否定しません。
しかし、この着こなしが定番過ぎで「その着こなししか知らないの?」と思われてしまう事が問題です。
特に若い大学生世代は、出来るだけパーカー一辺倒にならないよう、Tシャツやニットなども混ぜていきましょう。
頑張った感のあるボウタイ
結婚式などに一人ぐらいは気合の入ったボウタイをしてくる人がいます。
しかし、余程着こなしに余裕がある人でもない限り、大抵ハマりません。
やるなら極力色を控えてフォーマルっぽく着こなすのが良いでしょう。
合わせるアイテムが子供っぽい
- フード裏のボーダー
- ドローコードの模様
- 明るいベージュのチノパン
- ボトムのロールアップ(くるぶし見え過ぎ)
- ボトムのシルエット(ちょい緩め)
- ボトム裏地の青
- 靴の青
と、これだけごちゃつくと見事にダサいです。
メンズの場合【おしゃれ・カッコいい・モテる】の要素は
ほぼ=大人っぽい。と同義です。
多色使いは控えて、極力シンプルにまとめましょう。
3色ぐらいに色を抑えるのがおすすめです。
髪形が古臭い
髪形にも流行り廃りがありますので、今っぽい髪型を意識しましょう。
着こなし編
ボタンを上下ともかける
ジャケットの下のボタンはかけないのが着こなしの基本です。
なぜそうなったかは諸説ありますが、こだわりが無ければボタンは上だけかけましょう。(2つボタンの場合)
安っぽい見た目で襟を立てる
値段が安いテーラードジャケットは見た目が安っぽいのは仕方ないのですが、
その場合、少しでも高級に見えるように正統派に着こなすのが正解です。
チープに見える下手な着崩しは絶対NG。余計に安っぽく見えてしまいます。
不自然な袖まくり
袖に関しても、ジャケットの袖をまくるとおしゃれですよ!と書くサイトや雑誌があります。
しかし、テーラードジャケット本体と着る人の雰囲気でかなりぶれるので、危険っちゃ危険です。
正直、見た目がおしゃれっぽい人がやらないと安っぽく見えるだけなので、普通に着た方がいいと思います。
現に、着こなしが上手すぎるイタリアの展示会「ピッティウオモ」に居るような人を見れば、袖をまくっている人はほとんどいませんよ。
あとがき
あくまで主観ですが、ダサくなるポイントを書いてみました。服に詳しい人じゃなくても共感いただけることも多くあると思います。
もし、テーラードジャケットを着こなすのが難しいと感じる方は、とにかく上手に着こなしている人を見て、どうやって着ているかに注目するのがコツです。
是非かっこよくジャケットを着こなして下さい!